定義;生後6ヶ月から5歳の乳幼児におこる発熱に伴う痙攣。
脳炎、髄膜炎のような明らかな原因(代謝異常症、高張性脱水症など)は除外される。

 

頻度;日本では5-10%が1回以上の熱性痙攣を経験している(欧米では2-5%)

◇1回だけは55%

◇2回は20%、3回以上は25%(約1/3は再発する)

◇同一発熱時の再発は10-15%(24時間以内が多い)

 

予後(将来への影響は?)

大部分(ほとんどの人)が良好。痙攣発作が20分以上続いた場合は場合により後遺症が残る場合もありうる。
発作自体も、多くは学童期までにおさまる
しかし、2-7%がてんかんに伸展する。

熱性痙攣の再発を一定期間予防してもてんかんの発症を阻止できない。