血糖値が高い影響で出る、体の中の有害物質で血管がぼろぼろになります。

特に、細い血管がやられるため

神経を栄養している血管
の血管
腎臓の血管

がやられてしまいます。

他には、下に示すような物がやられていきます。

 

シックデイ症候群image
ペットボトル症候群
感染症
脳卒中
心筋梗塞
皮膚病
などなどなどなど

 

 

では、3大合併症と呼ばれる
・神経
・目
・腎臓
について、簡単にお話します。

 

糖尿病神経障害。足の傷に気が付かず、壊疽を起こします。

体が何かに触ると、(触っている感覚)や(暖かさ)などを
感知することができます。体のどの場所に触っても、この感覚はあるのですが
これを可能にしているのが、神経です。

神経は、背骨から手足の先っぽまで走っていて、とても長いです。
この神経が、糖尿病でやられてしまうため、神経障害が起きてきます。

感覚神経障害 → 手足のしびれ(触っている感覚が鈍くなる)・痛み
自律神経障害 → 排尿障害・便秘

という症状が起こります

触っている感覚が鈍る⇒怪我をしても痛くなく、そこが化膿しやすくなるため
足を怪我しても気づかず、腐ってしまうまで放置し、切断することになります。

糖尿病性神経障害による足切断は
交通事故を別にすれば原因の第一位と言われています。

15年間糖尿病にかかっているとおよそ10%の人が
足を切断することになると言われており、また糖尿病患者は一生に2%の確率で
足を切断していると言われます。

予防方法としては、足を注意深くみて、怪我や汚れがないかどうかチェックしたり
みずむしなどは早めに治療をするといったことが必要になります。

糖尿病末梢神経障害分布

糖尿病の神経障害は、左図のimageのように

神経が長い順にやられていきます。
手足の神経はとても長いので、やられやすい場所です。

 

 

 

糖尿病網膜症

網膜の血管がぼろぼろになって、やがて失明してしまいます。

目の中の、映像を完治する(網膜)という所は、下の図のような血管で栄養されています。

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糖尿病がずっと悪い状態が続くと、

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右の緑のような場所が、
血流不足になってしまいます。

 

 

 

 

 

すると、

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酸素が足りなくなると網膜が傷んでしまうため

imageimageimageimageのような、新しい血管を作るようになります。

しかし、本来ないはずの血管なので、
とても破れやすい、弱い血管なので

 

 

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目の血管が破れてしまい
失明してしまいます。

 

 

 

 

そうなる前に、レーザーで破れないように処置をする必要があります。

失明するまでは自分では気づかないため、必ず眼科を受診しましょう。

失明する人の5人に1人は糖尿病網膜症による失明で
数にして年間約3000人が失明してしまうと言われています。
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糖尿病腎症

腎臓の血管がぼろぼろになり
最終的には腎臓が使い物にならなくなります。

新しく透析を始める人の
約40%が糖尿病性腎症によるもので、かつ年々増えています。

 

 

まとめ

このように、糖尿病では細い血管がやられてしまうので

神経

腎臓

といった臓器に障害が起こります。

これらを起こさないようにするためにも、糖尿病のコントロールをしっかりと行いましょう。