喉の痛みで緊急性のある病気に、扁桃周囲膿瘍があります。
扁桃周囲膿瘍は、喉の奥の扁桃炎から炎症がひどくなり
膿の塊を作ってしまう病気です。

 

膿瘍は、抗生剤が届きにくく、感染も重症になりやすいことから
早期の治療、必要に応じ膿のドレナージが必要となります。

・飲み込みにくい
・口を開けにくい
・つばを飲み込めないくらい痛い

というような症状がある際には、特に注意しましょう。

 

疑った時には、喉を見ることと、造影CT検査が役立ちます。

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口蓋垂(のどの真ん中)が、片方に押されて上の画像のように偏移している場合は要注意です。

 

造影CTではこのような画像となります。
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矢印⇒で示すと、下記のように円を加工用に造影効果が見られます。
リングエンハンスメントと呼び、膿瘍の所見です。
扁桃周囲膿瘍

 

扁桃周囲膿瘍は、重症・緊急疾患なので、すぐに耳鼻科の先生に相談しましょう。