癌と診断された後、ステージ4=末期癌でしょうか?というイメージを持たれる方が居ますが、必ずしもそういうわけではありません。
ステージとは、「癌がどこにあるか」で決まります。もともと癌ができた場所以外に、他の臓器に癌が見られる際にステージ4と言われることが多いです。癌によっては遠くの臓器に転移していても治療方法がある癌があり、末期であるとは限りません。
癌の種類によって、同じステージでも将来の見通しは大きく異なります。たとえばとても有名なのが大腸がんだと思いますが、肝臓に転移してステージ4であっても、治療可能な場合があります。ただし、転移の数や臓器にもよってきます。
ステージ4という言葉だけを理解するのではなく、今の癌の種類と、どの治療をしたときにどれくらいの見通しがあるか。聞くのはとても勇気のいることだと思いますが、主治医に聞いてみることが自分の病状を知る一番の近道です。